彼女と彼岸花

「え?なんで俺の名前?」

「ごめんなさい、失礼とは思ったんですが…免許証で持ち主確認させていただきました。」

「いや、別にいいよ。改めて、佐野冬夜。よろしくな!」

「はい!よろしくお願いします!」

そんな話をしていたら賄いをもった店長がはいってきた。

「璃瑠ちゃん賄いだよー!って冬夜!!お前早速璃瑠ちゃんに手だしてんじゃねーよ!」

「店長!!人聞きの悪いこと言わないでくださいよー。あ、財布見つかりました!」

「お前チャラいから言われて当然だろー。お、よかったじゃん。どこにあったんだ?」

佐野さんが先程の出来事を話すと店長は納得していた。

「璃瑠ちゃんこいつには気をつけな!手早くて女泣かせまくってるから!」

「そうなんですか?笑」

「いやいや、そんなことしてませんて!八神も真に受けるなよ!」

「本当のことだろー!!彼女大事にしろよなほんとー。璃瑠ちゃん可愛いから本当に気をつけるんだよ?」

「いやー、私可愛くないですよー。佐野さんがこんなのに手出すわけないじゃないですか!笑」

「「(無自覚か…。)」」

そんなこと思われてるなんて思いもしない私は、店長から賄いを受け取ってお礼を言ってから喫煙所に向かった。
< 6 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop