彼女と彼岸花
「え?なんで俺の名前?」
「ごめんなさい、失礼とは思ったんですが…免許証で持ち主確認させていただきました。」
「いや、別にいいよ。改めて、佐野冬夜。よろしくな!」
「はい!よろしくお願いします!」
そんな話をしていたら賄いをもった店長がはいってきた。
「璃瑠ちゃん賄いだよー!って冬夜!!お前早速璃瑠ちゃんに手だしてんじゃねーよ!」
「店長!!人聞きの悪いこと言わないでくださいよー。あ、財布見つかりました!」
「お前チャラいから言われて当然だろー。お、よかったじゃん。どこにあったんだ?」
佐野さんが先程の出来事を話すと店長は納得していた。
「璃瑠ちゃんこいつには気をつけな!手早くて女泣かせまくってるから!」
「そうなんですか?笑」
「いやいや、そんなことしてませんて!八神も真に受けるなよ!」
「本当のことだろー!!彼女大事にしろよなほんとー。璃瑠ちゃん可愛いから本当に気をつけるんだよ?」
「いやー、私可愛くないですよー。佐野さんがこんなのに手出すわけないじゃないですか!笑」
「「(無自覚か…。)」」
そんなこと思われてるなんて思いもしない私は、店長から賄いを受け取ってお礼を言ってから喫煙所に向かった。