恋の治療は腕の中で
飲み過ぎたので、お粥を作ることにした。

棚を見ると土鍋があったので、お米を土鍋に入れコトコト炊き始める

その間に、キュウリとキャベツがあったので塩で揉み即席の浅漬けを作る。

大根があったので、ふろふき大根を作り、
最後にお粥にかけるみたらし餡を作ると丁度お粥が出来た。

テーブルにそれらを並べてる間先生は、お箸やレンゲ、私のコップを用意してくれた。

「あいにく、コーヒーしかないんだ。」

と言って、私のコップについでくれた。

何だかくすぐったい気持ちになる。

きっと夫婦ってこんな感じなんだろうな。

私の気持ちが緩み始めた。

ダメ、

私は1人で生きていくって決めたんだから。




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