恋の治療は腕の中で
私達3人はホテルのヴュッフェにきていた。


「でもビックリしましたよ。まさか紗和さんが藤堂先生と暮らしてるなんて。」


「ホントにごめん。」

「いやいや、謝らないでくださいよ。そう言う意味で言ったんじゃないんですから。」


「こらっ、そう聞こえるんだよ。心奈の言い方は。」


「うっ、ごめんなさい。」


「心菜は悪くないよ。悪いのは黙ってた私なんだから。」


ぷー!


思わず皆で吹き出した。


「なんかこれじゃあごめんなさい大会ですね。」


「ほんとだね。」


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