恋の治療は腕の中で
「で、どうしたの?紗和らしくないよ。
いや、逆か。 本当のあんたの性格出てるよ。」
はははっ、さすが瑞季。私のことを理解してる親友だ。
「どうせ紗和のことだから1人で我慢して堪えて消化不良おこしてんでしょ。」
何もそこまで言わなくても……。
「昨日悠文麗香さんと話して来るって行ったきり結局帰ってきたのは今朝なんだ。でもまだ麗香さんとのこと何も聞いてなくて……。
時期がきたら話すからって。」
「なにそれ。
それで紗和は何も聞かなかったの?」
「だって、 無理になんて聞けないよ。」
「まぁー、紗和はそう言う子なんだけどさ。
でも、このままでいいわけないのは分かってる?
後であの時聞いておけばなんて後悔しても遅いんだからね。」
「うん。分かってる。」
分かってるよ。瑞季の言いたいこと。でもいつでも最悪なことを考えてしまうこの癖だけはどうにも変えられない。
瑞季が心配そうに私の顔を覗きこむ。
「ごめん、ちょっと考えてた。」
「ちょっと聞きにくいんだけど、
二人の関係ってどうなってるの?付き合ってるの?それともただのセフレとか?」
な、何を聞いてくるのかと思えば。セフレとかないから!
昨日も婚約のこと話したんだけどな?
「歓迎会の時、藤堂先生と私何かあったでしょ?
うーん。何かおめでたい的なこと?」
「おめでたい?
…………。
あー!婚約したとかなんとか!」
「そう!それ!」
「そうって、まさかあんた達婚約したの?
昨日言ってたことあれ本気だったの?
私はてっきり酔った席での冗談かと思ってたよ。」
冗談で婚約なんてしないでしょ。まあ酔って婚約したのを覚えてない私が言うのもなんだけど。
それで昨日あんな反応だったんだ。
「そのまさかです。」
「話しがぶっ飛び過ぎてちょっと頭整理させてくれない。」
「つまり、歓迎会の日酔ってお持ち帰りされた紗和は藤堂先生とそういう仲になり、一旦は家に帰ろうとしたけど火事でアパートに住めなくなったからそのまま藤堂先生と一緒に住むことにしたと。しかも婚約のおまけまでついて。
ってこと?」
素晴らしい理解力。ホント脱帽です。
いや、逆か。 本当のあんたの性格出てるよ。」
はははっ、さすが瑞季。私のことを理解してる親友だ。
「どうせ紗和のことだから1人で我慢して堪えて消化不良おこしてんでしょ。」
何もそこまで言わなくても……。
「昨日悠文麗香さんと話して来るって行ったきり結局帰ってきたのは今朝なんだ。でもまだ麗香さんとのこと何も聞いてなくて……。
時期がきたら話すからって。」
「なにそれ。
それで紗和は何も聞かなかったの?」
「だって、 無理になんて聞けないよ。」
「まぁー、紗和はそう言う子なんだけどさ。
でも、このままでいいわけないのは分かってる?
後であの時聞いておけばなんて後悔しても遅いんだからね。」
「うん。分かってる。」
分かってるよ。瑞季の言いたいこと。でもいつでも最悪なことを考えてしまうこの癖だけはどうにも変えられない。
瑞季が心配そうに私の顔を覗きこむ。
「ごめん、ちょっと考えてた。」
「ちょっと聞きにくいんだけど、
二人の関係ってどうなってるの?付き合ってるの?それともただのセフレとか?」
な、何を聞いてくるのかと思えば。セフレとかないから!
昨日も婚約のこと話したんだけどな?
「歓迎会の時、藤堂先生と私何かあったでしょ?
うーん。何かおめでたい的なこと?」
「おめでたい?
…………。
あー!婚約したとかなんとか!」
「そう!それ!」
「そうって、まさかあんた達婚約したの?
昨日言ってたことあれ本気だったの?
私はてっきり酔った席での冗談かと思ってたよ。」
冗談で婚約なんてしないでしょ。まあ酔って婚約したのを覚えてない私が言うのもなんだけど。
それで昨日あんな反応だったんだ。
「そのまさかです。」
「話しがぶっ飛び過ぎてちょっと頭整理させてくれない。」
「つまり、歓迎会の日酔ってお持ち帰りされた紗和は藤堂先生とそういう仲になり、一旦は家に帰ろうとしたけど火事でアパートに住めなくなったからそのまま藤堂先生と一緒に住むことにしたと。しかも婚約のおまけまでついて。
ってこと?」
素晴らしい理解力。ホント脱帽です。