ミオちゃんにキス!!
「榎本景臣(カゲオミ)博士の作品はロボット工学の研究にとって、とても貴重なものなんだ。わかってくれるね?」
「嫌ぁ!!みんなを連れてかないで!」
中学に上がる少し前、おじいちゃんが亡くなった。
その時、昔おじいちゃんの助手をしていた研究員の人がやって来て、有無を言わさずみんなを連れていってしまった。
「いやぁ…!フィール…ツィカ…。ローズちゃ…アルぅ…!ミオちゃぁん!!!!」
私はまた、独りぼっちになった。
はずだった。
おじいちゃんもみんなもいなくなって、独りで泣いていたある夜。
玄関のドアを、壊すような勢いで激しく叩いてる音に気づいて飛び上がった。
「だ…だれ…?」
泥棒かと思って包丁を握り、恐る恐る玄関の様子をうかがった。
その瞬間――。