ミオちゃんにキス!!

そう言って翌年の誕生日に、おじいちゃんはもう一体プレゼントしてくれた。

今度は金髪の王子様をモデルにした人型ロボットだった。

「初めまして、俺は――」



それからというもの、おじいちゃんは誕生日が来るたび、私のお気に入りの人形をモデルにロボットを造ってくれた。


キレイな銀髪のお姫様。

ステキな金髪の王子様。

赤毛のニヤニヤ魔法使い。

カワイイピンクの魔女っ子。

カッコイイ黒髪の騎士様。


全部で五体。

人間と見間違うくらい精巧に造られたロボット達。


そう――いくら姿カタチが人間そっくりだからって、彼らは人間じゃない。

嬉しいとか悲しいとか、感情は芽生えないって言われた。

けど、たとえロボットでも、私にとっては掛け替えのない大切な存在。

みんながいたから、寂しくて泣きたくなる夜が減った。

おじいちゃんと笑顔で暮らせるようになった。

なのに…。


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