続編☆やっと捕まえた
薬のおかげか、優人を世話し
真美とお絵かき。
少しだけ、落ち着いて来ていた。

「葵?明日、みんなで出かけましょう!
たまには、外出もいいわよ!」

「うん。そうね。」



「そう言えば、直人さん!来月には、仕事も落ち着くらしいから。後、一ヶ月位ね。葵頑張ったね!」
「お母さん…。ありがとう。助けてくれて。」涙が流れた。
「全く、泣くなら直人さんと再会した時にね!」

そう、先週、リサさんが、直人の仕事の進み具合を教えてくれた。直人は、毎日
遅くまで仕事で、なかなかメールや電話も出来ないらしい。それは、私達の為
一日も早い帰国をと…。
なのに、私…ワガママばかりで、
ちゃんと自分と向き合う事から逃げてた
直人。ごめんね。
そんな事を考えていたら
スマホが光る。
メールだ。
<to.葵さん、元気ですか?
水族館、楽しかったね。
あなたの笑顔を見てると凄く癒されます僕は、学会を終えて今帰ってきました。近いうちに
また、遊びに行きましよう!
ps.

あなたを
好きになってしまったんだ。
会いたい。

賢太郎



Re.
賢太郎さん…。ごめんなさい。私。
直人に会いたいの。直人がいいの!
もうすぐ帰って来てくれるの。
元気をくれてた事、ありがとう。

「はぁーダメか。クソ!!」

ドンドン!!
ドアを叩く音。
ガチャ!
「兄貴!お前!葵ちゃんと!!」
ガッン!
「うっ!!ゲボッ!なんだよ!いきなり
痛って!な!」


これなんだよ!メールと写真。

「見ての通りだよ!葵さんは、俺が貰うんだよ!」

「ふざけんな!直人の奥さんなんだぞ!

「どうしょうもないんだ!!
「好きなんだ…。こんなに好きになった事ない…。女なんてみんな金と地位が欲しいんだ。俺じゃなくて…。でも、彼女は違う!俺を俺自身を見てくれる。
だから…。」
「もう、近づくな!わかったな!これ以上…。」


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