続編☆やっと捕まえた

帰ってきました!

「後、30分程で到着します。」

「高井さん、ありがとうございました」

しばらくすると、ガタンと緩い衝撃が
あり、後は、スーッと静かに速度が落ち
停止した。


沢山の乗客が出口付近まで並ぶ。
高井さんは終始、私と手を繋いで
ゆっくりと進んだ。

ようやく、ロビーに着いた。
直人のママと私のお母さんが手を振る。

「ただいま〜!お迎えありがとう!」

2人の横から…?
「葵さん!おかえりなさい。」
高井さん〜!」


高井さんの様子が??
ツカツカっと近くと、
私の荷物をお兄さんから奪い
「兄貴!久しぶりだな!俺の家来るって
マジか?」

「ホテル変わりだよ!無料(タダ)とは
いわねぇよ!部屋余ってんだろ?」

さっきまでの紳士的な人とは思えない
態度??

「仕方ねぇなぁ〜。」ブツブツ言いながら承諾していた。


私は、二人の母と涙の再会。

「パパが家でまってるから!行きましょう!」

三人で高井兄弟に挨拶をした。

信太郎さんが車を出して
送ってくれた。

車中で直人に電話。
「直人?無事に日本に着いたよ。
今、お母さん達と一緒なの」
「そうか、無事着いたのか。今日は、ゆっくり休めよ。葵、会いたいよ。
愛してるよ。」
「私もNaoto is loving.」
「葵ちゃんったら〜!相変わらずラブね
ちょと、代わって!

「直人!心配ないわ!貴方も可愛い真美ちゃんと早く帰って来なさいね!」
ガチャ!
ありゃー切っちゃた。


懐かしい建物。玄関に進む。
「パパ〜!葵ちゃんよ〜!」
「葵ちゃん〜!!おかえり!」満面の笑みのパパ。

家のお母さんを交えてみんなであちらでの生活のお話しをして、
お食事して楽しかった。
お母さんは、翌日、私と病院に行く約束をして帰って行った。

直人ママが
私を心配して隣で寝てくれた。

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