☆文学少女と演劇(ドS)男子☆


──ガララッ

やばっ!先生来たっ!!

「すいません!すぐに片付けます!」

「えっと、今日は会議が長引いてるらしいから施錠するの遅いと思うからゆっくりいいぞ?」

「へ?」

って、あれ?先生・・・じゃない?

「あ、俺も調べ物があってちょっと寄ろうと思ったらチャイムが鳴っちゃったから・・・」

そこにいたのは、ちょっと茶髪が混ざったサラサラの黒髪に二重のパッチリした目、身長は・・・私が155cmで私より20cm高いくらい・・・かな?

「あ、ごめんね。俺は怪しいものじゃないよ?演劇部2年の岩崎 侑(いわさき ゆう)よろしくね!君は?」

うわわ、2年生!先輩だ!

「あ、私は奥村 美桜(おくむら みお)です。こ
1年生です。」

「あ、1年生?ごめんね、変に気を使わなくていいよ!気軽に岩崎先輩って呼んでね!
えっと・・・奥村さん?」

「宜しくお願いします・・・岩崎先輩。私の事も奥村でいいです。」

「ありがとう!奥村!自己紹介も済んだことだし、手伝うよ。大変そうだ。」

「あ、えと・・・。」

ここは素直に手伝ってもらうべきなんだろうか。。いや、でも、はいどうぞ。じゃあ図々しい気もするし。。

なんて考えてる間に先輩は机の上の本を片付けてくれていた。

「あわわっ!いいですよ!自分で出した本なので責任もって自分で片付けます!」

「いいよいいよ、このぐらいやらせてよ!それに、いつ会議が終って先生が来るかもわからないしね!」

「・・じゃあ、お言葉に甘えて、お願いします。」

有り難く先輩に甘える事にした。


・・・・・・

「ふぅ、これで最後か!」

と言って先輩は最後の本を直し終わった。

「はいっ!」

いやー、本当に大助かりだったーやっぱ男手があると違うねー!
なんて感傷に浸っていたら、、

「おーい、まだ残っているのか?早く帰れよー?」

あ、やばい、本物の先生来た!

「すいません!すぐに出ます!行こっ奥村!」

「はいっ!」


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