3日限りのルームシェア
樹は知香の姿が見えなくなったのを確認すると。
知香に触られた自分の頬を触った。
ま・・・まじかよ!
樹のテンションは上がるばかりだ。
実は、映画が終わった時本当に寝ていたのだ。
だが知香に髪の毛を触られた瞬間目は覚めていた。
樹はそのまま寝たふりをしていたのだ
髪の毛までだったらそのまま寝たふりでもよかったの
だが、髪の毛だけでは終わらなかった。
まさか頬を触られるとは思わず
このままずっと触られていたら自分の理性に自信が持てなくなると
思い、知香の手を掴んでいた。
「マジ・・・ヤバかったよ。俺・・・・頑張ったな!俺」
少しは期待してもいいのか?
樹の中でさっきの知香の一生懸命にごまかそうとした言葉を
思いだした。
「・・・余計に眠れないかも・・」
そう言った樹の顔はとてもうれしそうだった。
樹はソファーから立ちあがり知香の部屋を見つめた。
「・・・・・おやすみ・・・知香」
つぶやくように言うと部屋の明かりを消し、自分の部屋に入った。
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