3日限りのルームシェア
目の前が真っ白な光に包まれるような感覚のまま
知香はゆっくりと目を閉じた。
それからどのくらいたったのだろう・・・
意識が戻り目を開けると
目の前には愛おしそうに見つめる樹と目が合う。

「あっ・・・私って・・いつの間にか寝ちゃって・・ました?」
さっきまでの行為を思い出し恥ずかしげに聞く。
「・・・ほんの少しだよ・・・身体は大丈夫?」
髪の毛をなでながら囁く声の樹に
思わず身体を寄せたくなる。
「大丈夫です・・・」
恥ずかしそうに答える知香の身体を樹が抱きよせる。
そして知香の耳元で
「俺・・・今すっごく幸せだ・・・・」
「私も・・・幸せです。だけど・・・」
「だけど?」
「梓とちゃんと話しなくちゃって・・・」
樹は知香の髪の毛をなでながら、そうだね・・・
と頷いた。

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