3日限りのルームシェア
3日目ルームシェアから・・・・
翌日、知香と樹は車を返すため2人でカフェに来ていた。
マスターは知香と樹を一目見ただけで
2人がうまくいったとわかったようでご機嫌だ。
「やっぱり、君たちはお似合いだよ。俺の目に狂いはなかったね」
2人恥ずかしそうにイスに座るとコーヒーを頼んだ。

それから10分くらい経った頃
梓がやって来た。
知香は梓が来たことに気がつくとすぐに駆け寄った。
「梓!」
梓の顔はひどく落ち込んだ表情だった。
「知香・・・」
知香は梓に抱きつくと何度も謝った。
「ごめんね・・・あんなきついいい方して」
梓は首をブンブン横に振った。
「悪いのは私、知香に本当の事言わずにあんなお願いしちゃったんだもん
知香が怒るのは当たり前。すべて私が悪いの」
知香もまた首を横に振った。
「樹さんからいろいろ聞いたよ。だからもういいよ。ね・・・」
梓は唇をホッとした表情でうんと頷いた。

2人がイスに座ると
樹が梓に頭を下げた。
「いろいろと迷惑かけて悪かったな。お前のおかげで知香とこうやって
一緒にいれることになったから」
「よかったね。兄貴・・でもさっそく知香って呼び捨てなんだ・・・」
顔を覗き込みながら冷やかすと樹の顔が一気にあかくなる。
「うるせー。いちいち突っ込まなくてもいい」
そんな二人のやり取りを地下は微笑ましく見ていた。
しばらく3人いやマスターを交えて4人で話をしていたのだが

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