あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。





 やっぱり、字が違うから読めない。


ああ、あたし英語の成績は悪かったけど、今なら英語の長文などスラスラ読めそうだ。


 あたしはモルガさんに促され、椅子に座った。


 数人の科学者さんたちは奥に部屋があるのか、すごすごとさらに奥へと入っていく。


 王子はというと……いつの間にか現れた、ふかふかの赤いクッションの敷かれたソファーに座って、長い足を組んでいた。


 それすらも、絵になり、思わず見とれてしまった。



「──まおさん? 聞いてます?」

「──はい? なんでしたっけ?」

「……聞いてないようですね」

「……すみません」



 おかげで、怒られてしまった。


 あたしが悪いんだけど☆



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