憎たらしいほど君が好き
ふて腐れた真人は理彩に助けを求めに行く。


「…霞さ」

「ん?何、夕陽」


夕陽が静かに話しかけてきた。


「おかしいと思わないわけ」

びくりと肩が跳ねる。

「何が」


何がなんて分かりきっている。

「真人が…本当に霞を…」

分かってる、と言いかけて顔を上げると、声が途切れた。


「何で、夕陽が辛そうな顔してるわけ…」

「してないよ、馬鹿なの?」


憎まれ口は言うけど、顔は違う。


「はは、そうかも」


乾いた私の笑い。

「真人が私を本当に好きかどうかなんて、自信ない」



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