憎たらしいほど君が好き
「…霞?」

夕陽が私を見つめているのが分かる。


真人と理彩はもう勝手に今週末に予定を決めてはしゃいでいる。


「夕陽、」

私が呟くと夕陽はニヤリと笑って寄って来て、私の向かいに座った。


「まーた霞ちゃんは完敗だねえ」

「…るさい」

「そんなに真人が良いわけ?」

「だから何」

「別に?ただ叶わない恋なんて俺は嫌いだけどね。叶わない恋してる人間もあんま好きじゃない」

「あーそう。夕陽の考えなんて聞いてないっての」

「へえー、ならご静聴ありがとうございました」



ほんと、ムカつく奴。

顔は良いのに。
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