血の記憶
「…………なんで聞かないの!?気になるんでしょ、この腕が!ほんとは汚いって、気持ち悪いって思ってるんでしょ!」
なんでだろう。
なんだか喉の奥が熱くて
でも胸の中では冷たい塊が詰まっているようなそんな不思議な感覚で。
あと一滴、落ちたらなにかが壊れてしまいそう。
そんなギリギリの状態をなんとかやり過ごそうと制服のスカートを力いっぱい握りしめた。
シワになったっていい
この今にも溢れそうなものをとめれれば―――――。