SMIWWER


瑞波と静香はそのまま自分たちのクラスへと歩いた


他のクラスを見るとすでに人が入っていて、新しい出会いに胸を踊らせているのが見て取れる


「なんか、緊張するね。
でも楽しいね!」


寝癖を揺らしながら静香は言ったが
瑞波はその言葉を笑って流した


静香とは特別仲が良かったわけではない


ただ同じ中学だったというだけで
同じクラスになったこともない


むしろこんなに会話をしたのは初めてだ


お互いの存在は認識しつつも1度2度言葉を交わした程度のただの顔見知り


それでも知り合いがいるというのは
馴染みのない所では心強かった


それは誰も同じなのだろう


7組に入ると すでに同じ中学でのグループができはじめていた


なかには1人ソワソワと周りを見回す人や携帯電話をジッと見つめている人もいる


居心地が悪かった


新しい、とはそうゆうものだ


たとえるなら真新しいローファー
早く履きならしたい


それでもその居心地の悪さのなかには
新しい に対する喜びがあって独特の空気をつくりあげてゆく








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