小さなキミと
この調子では、冷めるどころか、どんどん服部のことを好きになっていく気がした。
好きが溢れだしたとき、自分がなにかとんでもないことをやらかしそうで怖い。
傷つきたくない。
でも好きものは好きなんだもん、しょうがないじゃん。
そう開き直る自分もいて。
考えれば考えるほど、自分がどうしたいのか分からなくなるなんて。
こんな矛盾した気持ちになるのは初めてだった。
・
・
・
終わってみれば、いまいち盛り上がりに欠けた球技大会だった。
悔しいことに、どの種目も表彰台に上がったのは3年生ばかりで。
やる気がないくせに、そういうところはちゃっかりしている先輩たちには、悔しさを通り越して感心を覚えた。
1年生は……どのクラスもやる気はあったんだけど、いかんせんチームワークに問題があって惨敗。
我らが1組女子バレーチームも、1回戦は勝てたけれど、午後の試合であっけなく敗退し、順位争いから外れてしまっていた。
閉会式と後片付けを終えた今の時刻は、午後3時半を少し過ぎたところだ。
「ひなたぁーっ、いい加減、白状しろーっ」
「待て日向っ」
逃げ回る日向と、それを追いかけるあたしと結。
3人とも上はカッターシャツ、下は体操着のハーフパンツといった、ちぐはぐな格好だ。
いや、日向に至っては、上は下着姿だった。
ここは校舎4階、女子更衣室。
ほんの1分前までは、あたしたちも周り数人の女子と同じように談笑しながら、普通に制服に着替えていた。
そう、日向が例の世良くんに、体育館裏なんていうベタな告白スポットに呼び出されたと、うっかり口を滑らせるまでは。
好きが溢れだしたとき、自分がなにかとんでもないことをやらかしそうで怖い。
傷つきたくない。
でも好きものは好きなんだもん、しょうがないじゃん。
そう開き直る自分もいて。
考えれば考えるほど、自分がどうしたいのか分からなくなるなんて。
こんな矛盾した気持ちになるのは初めてだった。
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終わってみれば、いまいち盛り上がりに欠けた球技大会だった。
悔しいことに、どの種目も表彰台に上がったのは3年生ばかりで。
やる気がないくせに、そういうところはちゃっかりしている先輩たちには、悔しさを通り越して感心を覚えた。
1年生は……どのクラスもやる気はあったんだけど、いかんせんチームワークに問題があって惨敗。
我らが1組女子バレーチームも、1回戦は勝てたけれど、午後の試合であっけなく敗退し、順位争いから外れてしまっていた。
閉会式と後片付けを終えた今の時刻は、午後3時半を少し過ぎたところだ。
「ひなたぁーっ、いい加減、白状しろーっ」
「待て日向っ」
逃げ回る日向と、それを追いかけるあたしと結。
3人とも上はカッターシャツ、下は体操着のハーフパンツといった、ちぐはぐな格好だ。
いや、日向に至っては、上は下着姿だった。
ここは校舎4階、女子更衣室。
ほんの1分前までは、あたしたちも周り数人の女子と同じように談笑しながら、普通に制服に着替えていた。
そう、日向が例の世良くんに、体育館裏なんていうベタな告白スポットに呼び出されたと、うっかり口を滑らせるまでは。