きっと、明日も君がすき。
麗ちゃんの姿にびっくりする私を見て、麗ちゃんは困ったように笑う。
「そんなにびっくりしなくても…」
「どうしたのそれ!」
引きずっていた方の足を浮かす麗ちゃん。
「部活中にちょっと着地失敗しちゃって。捻挫しちゃった」
「部活中…?」
「うん。すぐにアイシングしたし、病院にも行ったから大丈夫だよ」
そんなに心配しなくても…と言う麗ちゃんに、心の中でほっと安心する。
部活で、かぁ。良かった。
「……大丈夫、なの?」
どの部活も最後の引退をかけた大会に向けて練習に熱を入れている。
そんな中、ケガなんて。
「大丈夫!ただの捻挫だし、軽いから1週間くらいで治るんじゃない?」