カ ク レ オ ニ

「みんなみんなー!速報だよー!!」

と勢いよくドアが開いた。
みんながドアの方向へ目を向けた。
勢いよく入ってきたのは...

「沙柚美と奈緒。どうしたの?」

不思議そうに椎南が聞いた。

「なんとなんと、今日水上先生の代わりに林先生が来るんだって!」

みんなかその瞬間ザワッとした。

「まじかよー、じゃあ【カクレオニ】なんて流れないんだなー」

と、諒。

「でもでも、確定したわけではないらしいし...」

と不安げに沙柚美が言った。

「結局どっちかわからないんだな」

と蛍が呆れたように言った。

「どうでもいい...」

咄嗟に呟いてしまった。
誰にも聞かれてないよね?

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