君のとなりで
「みーゆ、授業終わったけど?」

はっ、いけない!寝ちゃってた!黒板を見るとすでに日直が板書を消した後で時すでに遅し。

ノートとってないよ!

「ん、写しな。」

疾風君がノートをあたしの机においてくれる。

「えっ、いいの?」

「だって困るの実結だろ?」

本当に優しい疾風君はあのバレンタインの次の日から普段通りにあたしに接してくれてる。

きっとあたしが気にしないように、気づかってくれてるんだ。

「ありがとう!」

疾風君が同じクラスで良かったな…



「で?あの日以来キスしたの?」

っ…!早紀ちゃんの爆弾発言に思わずお弁当のプチトマトを落としそうになる。

「しっ、してないよ!」

何を隠そう、先月のバレンタインの日、ついにあたしは颯とファーストキスをしたのです!

あの日からしばらくはお互いになんとなく顔を合わせるのが照れくさくて、一緒にいるときも意識しちゃってた。

1ヶ月が経ってようやく元通りになってきた。
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