君のとなりで
そ、それになんだか顔が近いような…

「あ、あの、…」

誰ですか!?

あたしの心を読み取ったのか男の子はにっこり笑っていった。

「俺は浅丘桐生!ね、メアド教えてよ?」

浅丘君は携帯を取り出した。

えっ…どうしよう、教えた方がいいのかな?悪い人じゃなさそうだし…でも会ったばかりだから全然知らない。

「桐生!あんたなに新学期早々女の子にちょっかい出してんの!」

バコッと鈍い音がして頭上に勢いよく鞄が飛んできたかと思うと浅丘君の頭に命中して彼は頭を抱えてうずくまった。

「いってー…なにすんだよ!」

突然のことにあっけにとられてるあたしに浅丘君を鞄で殴った女の子がニコニコしながらあたしの手をとった。

「大丈夫?なにもされてない?」

「は、はい…」

あたしが頷くと、その子はさらにぎゅっと手を繋いだ。

「きゃー!やっぱりかわいいー!ちっちゃーい!」

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