【完】卒業。~私に優しさの処方箋をくれた人~



「ねぇ、今私とはどんな関係?」


時間は無いって分かってる。


じゃあ、言いたい事と聞きたい事を早く言って終わらせないと。

無駄話を駄弁っている暇は無い。


「ん?幼馴染…だろ?」

「うん。正解。」

ギーコ、ギーコと彼のブランコが揺れると同時に土に映った影も揺れる。


「じゃあさ、私の事どう思う?」



私がじゃり、と土を蹴る。靴と土を擦る音が響く。


ガタン、と危なっかしい音を立てて横のブランコが止まる。


私の前に大きな影ができる。


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