心も体も、寒いなら抱いてやる
11時から撮影が始まった。
スタジオの後ろに置かれた小さい応接セットのソファに座って様子を見守る。
だるい。
今日はやけに体がだるい。
スタジオに流れるボサノバの緩いリズムと、カシャッ、カシャッというシャッター音の乾いた響きは心地よいけれど、ぼーっとした頭を一層ぼやかしていくようだ。
正面にセットされた白くて長いソファの上では、ルカに変身した俊が横になったり、頬杖をついたり次から次へとポーズをとっていく。
ルカになると、俊くんは本当に別人になる……と思いながら一瞬意識がとんで、「はい、これはオッケー! 次いこう」というカメラマンの大きな声で、はっと目を開けた。
気づかぬうちにうとうとしてしまったらしい。
いったいどれくらい寝てしまったのかとあわてて壁にかかった時計を確認した。
よかった。
わずか2分程度のことだったらしい。
と、そのとき右サイドに視線を感じて振り向くと、編集者の女性と目が合った。
スタジオの後ろに置かれた小さい応接セットのソファに座って様子を見守る。
だるい。
今日はやけに体がだるい。
スタジオに流れるボサノバの緩いリズムと、カシャッ、カシャッというシャッター音の乾いた響きは心地よいけれど、ぼーっとした頭を一層ぼやかしていくようだ。
正面にセットされた白くて長いソファの上では、ルカに変身した俊が横になったり、頬杖をついたり次から次へとポーズをとっていく。
ルカになると、俊くんは本当に別人になる……と思いながら一瞬意識がとんで、「はい、これはオッケー! 次いこう」というカメラマンの大きな声で、はっと目を開けた。
気づかぬうちにうとうとしてしまったらしい。
いったいどれくらい寝てしまったのかとあわてて壁にかかった時計を確認した。
よかった。
わずか2分程度のことだったらしい。
と、そのとき右サイドに視線を感じて振り向くと、編集者の女性と目が合った。