心も体も、寒いなら抱いてやる
目が覚めると俊の家ではなく、みのりの家の前についていた。

ハンドルの上に置いた手に顔を乗せ、じっとこちらを見つめている俊の瞳ともろぶつかっって、思いがけずドキッとする。

「ごめんなさい。私、どれくらい寝てた?」

車の時計を見ると、もう4時を過ぎていた。2時過ぎにスタジオを出たので3時にはどうやっても到着していたはずだ。

「1時間以上も寝ちゃったんだ。それに送ってもらっちゃって」

「明日は―――」と、俊が言いかけた言葉を最後まで聞かずに後を引き受けた。

「明日は―――ちょっと待って、確認するからリクライニング起こしてくれる?」

シートが元に戻ると俊の顔が真横に、それもあまりに間近になって慌てて顔をおろし、バッグから予定表を出してチェックする。
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