心も体も、寒いなら抱いてやる
スタジオの前にはすでに車が用意されていた。
車のキーをスタジオマンから受け取った俊はみのり押しのけるようにして、そのまま運転席に入った。
「おれが運転する。後ろで寝てろ」
怒ったように言う。
さすがにマネージャーの分際でモデルに運転させて、自分は後ろで寝ているわけにはいかない。
みのりはおずおずと助手席に乗り込んだ。
「ごめんなさい。よろしくお願いします」と横で小さくお辞儀するみのりに「シートベルト」とだけ言って、車を出した。
また寝てしまいそうになるのをこらえながらフロントガラス越しに前方を食い入るように見つめていると、クィーンという音とともにシートが後ろに倒れた。
「寝てろよ」
その言葉で張りつめていた糸がぷつりと切れたように、みのりは眠りに落ちていった。
車のキーをスタジオマンから受け取った俊はみのり押しのけるようにして、そのまま運転席に入った。
「おれが運転する。後ろで寝てろ」
怒ったように言う。
さすがにマネージャーの分際でモデルに運転させて、自分は後ろで寝ているわけにはいかない。
みのりはおずおずと助手席に乗り込んだ。
「ごめんなさい。よろしくお願いします」と横で小さくお辞儀するみのりに「シートベルト」とだけ言って、車を出した。
また寝てしまいそうになるのをこらえながらフロントガラス越しに前方を食い入るように見つめていると、クィーンという音とともにシートが後ろに倒れた。
「寝てろよ」
その言葉で張りつめていた糸がぷつりと切れたように、みのりは眠りに落ちていった。