心も体も、寒いなら抱いてやる
もしやと部屋を出て、みのりの部屋をノックしたがやはり出ない。

戻る際に、ドアの下に差し込まれたメモに気づいた。

そこには電話のメッセージと同じような内容と、鍵はフロントに戻していくと書かれているだけだった。

慌ててフロントに降りていき、俊は理由を話して504号室の鍵を出してもらう。

さぁーっという雨の音がする。

いつの間にか雨が降り出していたのだ。

まさかと思い、俊はフロントの男性に「あの、504号の女性はタクシーに乗っていきましたよね?」と、尋ねた。

「いえ、今日は近くでコンベンションが開催されていたものでタクシーがつかまらず、来るまでに30分ほどかかるとお伝えしましたら、それではいいということで……」

「歩いて駅まで行ったんですか?」
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