心も体も、寒いなら抱いてやる
人の出入りの多い時間帯だ。

誰かホテルのスタッフを付き添わせるのがいいとは思いつつ、忙しい時間帯に一人スタッフが減ればホテルでの対応が手薄になる。

どうしたものかと人のよさそうな支配人は考えているのだろう。

多分「お願いします」と俊が頼めば「わかりました」と言ってくれるだろうが、いい人そうだからこそ困らせたくはなかった。

こちらの勝手でもしもホテルのサービスが行き届かないといったことが起これば、今はすぐに口コミだのブログだの、ツイッターだのに相手の状況など無視してなんでもオンタイムで書き込まれてしまう。

そしてそんな些細なことがホテルの評価を一瞬にして落としてしまうのだ。
< 173 / 209 >

この作品をシェア

pagetop