心も体も、寒いなら抱いてやる
と、「ううん」という声をあげて、目の前の俊の瞳がのぞいた。

お互いの顔がとんでもなく至近距離にある。

俊も昨夜のことを思い起こすべく、超高速スピードで脳内コンピュータを稼働させる。

飯食って、

シャンパン飲んで、

話して、眠くなって、

ベッドにもぐりこんで、

寝た。

俊はことの成り行きを明確に思い出してから「おはよう」と言い、みのりの頭を軽く引き寄せ、「もう少し寝ていよう」と、また目を閉じた。
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