心も体も、寒いなら抱いてやる
翌朝、先に目を覚ましたのはみのりだった。

寝返りを打って何かにぶつかり、目を開けて間近に俊の顔があった時には、一瞬にして眠気が吹っ飛び、思考を全開にしてこの状況までの成り行きを思い出そうと試みた。

昨夜、ここで俊と一緒に食事をした。
話をした。
シャンパンを少し飲んだ。
それからすごく眠くなった。

それから?

よく覚えていない。

まさか……みのりは自分の衣服を確認する。

乱れていない。

とりあえずホッとする。

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