心も体も、寒いなら抱いてやる
それから2週間後、太一がいないときを見計らい、母が改めて離婚の話を伝えた。
「簡単に言うと、もう一度自由になりたくなったっていうことなのかな」
テーブルに向き合って座った母の顔は、2週間前に比べたらずっとすっきりとした顔をしている。
「自由? 単身赴任で一人でいたら楽しくなっちゃったわけだ。子供じゃあるまいし、家族ってそんな簡単に捨てられるものなの?」
「捨てるわけじゃないわ。家族よ、ずっと家族。家族だけど、なんていうのかいろんな枠をはずしたくなっちゃった、つまりやっぱり自由になりたくなったってことなのかな」
「ことなのかな、って理解してる場合? 自由になりたいから、もう家族やめますって一家の主人が、父親が、夫が、やることじゃないでしょ!」
「簡単に言うと、もう一度自由になりたくなったっていうことなのかな」
テーブルに向き合って座った母の顔は、2週間前に比べたらずっとすっきりとした顔をしている。
「自由? 単身赴任で一人でいたら楽しくなっちゃったわけだ。子供じゃあるまいし、家族ってそんな簡単に捨てられるものなの?」
「捨てるわけじゃないわ。家族よ、ずっと家族。家族だけど、なんていうのかいろんな枠をはずしたくなっちゃった、つまりやっぱり自由になりたくなったってことなのかな」
「ことなのかな、って理解してる場合? 自由になりたいから、もう家族やめますって一家の主人が、父親が、夫が、やることじゃないでしょ!」