心も体も、寒いなら抱いてやる
女性はすっぴん。

肩の下まである髪をピンクのゴムで束ねただけで、すごい美人と言うわけでもないのに周囲に星がきらめく女性は、どこかで見たことがある……ある気がするけど……どこだろう?

どこで見たんだっけ? とみのりが首をかしげた方角に、壁に貼られた大きなパネルが目に入った。

「あ、」 

彗星のごとく現れて、あっというまに世界中を魅了したトップモデルのシャイラ―――。 

「なんだよ」

「あの人、もしかしてシャ、シャ、シャ……」

「ガンダムじゃねえんだからシャアシャアうるせえよ」

「だって、シャ、シャ、シャ」

「みのり、お前はとうとう言葉もしゃべることもできなくなったか。シャイラさんだよ」

「しぇーー!」
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