心の中の彼

ドキドキのお風呂

「美香ぁ入れるぞ」

「うん分かったぁ」

私はお風呂場で

服を脱ぎ

つかった。

骨折してる部分は

濡らせないから

ビニール袋を

2重にして巻いた。

「美香ぁ頭洗う時呼んで」

「うん分かったよ」

私はつかりながら

ドキドキした

『なーんでドキドキしてるの私っ!相手かずきだっつーの』

只本当ドキドキは

止まらなかった。

髪の毛と体を

洗ってもらうときは

さすがに電気を消した。

「ゴメンかずき見える?」

「月明かりで美香の体丸見え」

私は即座に立ち上がった。

「立ったら洗えねーだろうバーカ」
とおでこを軽く叩かれた。

月明かりのせいか

いつものかずきの顔とは

雰囲気が違った。

「かずきさぁ
そう言えば好きなのかも
この前言ってなかった」

とさりげなく聞いた。

「嫌俺の勘違いだったらしいハハハ」

「好きな子とか出来たら
教えてよねかずき」

かずきは無言で

ずっと私の髪の毛を洗ってた。

私はつかると

「出るときに呼べ」

とかずきは出て行った。

私はつかりながら

かずきに本当に感謝した。

お風呂からあがると

かずきがオムライスを作ってくれた。

「かずきのオムライス
本当美味しいね」

「美香は料理下手だからな」

と他愛もない会話しながら

食べた

それからかずきは

洗い物とかして

私の包帯を替えてくれた。

「何かさぁこうしてると
恋人みたいだねかずき」

「ハハハかもな」

髪の毛も乾かしてくれた。

部屋に入って

「美香が寝るまで
側にいるから
安心して休みな」

と頭を撫でられた瞬間

ドキッとした

「かずきは寝ないの」

「美香が寝たら弟の部屋で寝るよ」
私はかずきと話してる内に

いつの間にか寝てしまった

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