心の中の彼

告白

骨折も治り

明日は新学期。

私は明日の準備を

部屋でしてた。

「美香ぁかずきから電話」

「分かった部屋でとる」

「もしもし美香公園来れる」

「うん行けるよ」

私は上着を羽織り

公園に向かった

ベンチにかずきが座ってた。

「かずきっ
どうしたの」

「治ったら言うから
言った事言いに来た」

「かずきっ」

かずきに手を引っ張られ

そのまま抱きしめられ

「俺美香がずっと好きなんだ
小さい時からずっと
美香を大切にしたいんだ
俺の彼女になってくれないか」

私は身動き出来なかった。

「かずきぃ」

かずきは

「ゴメンっ!」

と私から離れた。

「俺マジだから
美香を大切にしたい気持ち」

「うんっ
分かったよ」

「返事急がなくていいから
俺の気持ち伝えたかっただけだから」

かずきは帰って行った。

私はベンチに座りながら

星空を見上げた。

すると涙が零れた。

何故涙が出たのかは分からない。
只涙が零れた。

しばらく星空を見上げたまま

私はかずきの言葉を

目を閉じ思い返した。

ゆっくりと立ち上がり

私は家に帰って

次の日の用意してそのまま寝た。
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