心の中の彼

あなたが好き

かずきから告白されて

半年が過ぎようとしてるのに

答えは出してなかった。

夏恒例の

かずきの家族との

旅行迄には

返事しようと考えていた。

次の日が旅行の日になった。

私はかずきに

言う言葉を

シミュレーションした。

かずきの両親が

迎えに来て私は車に乗り込んだ。
私は昔から旅行は

かずきの親の車だった。

かずきと後ろの席に座るのさえ

今はドキドキだった。

いきなりかずきが

手を握って来た

私はかずきを見ると

ウインクされた。

現地に着き

バーベキューの準備をしてる時

私は

「かずき夜砂浜に来て」

と小声で言った。

「行くよ必ず」

とかずきは

バーベキューを焼き始めた。

両親達は酔っぱらい

お姉ちゃんとかずきと三人で

片付けした。

「美香
かずき先に部屋に戻る」

お姉ちゃんは疲れた様子

「片付け終わったら
浜辺行こうぜ」

私はドキドキが止まらなかった。

片付けが終わり

かずきと二人で

浜辺で海を眺めた。

「かずきっ」

「美香どうした」

かずきにのぞきこまれ

「私もあなたが好き」

と真っ赤になりながら

かずきに返事をした。

「それって
彼女になるって事」

「うん」

と私は頷いた。

「美香」

「んっ」

振り向いた瞬間

かずきにキスをされた。

「待っただけあったよ俺」

「待たせてごめんね」

かずきは抱きしめて

そして優しいキスをしてくれた。

親達が心配するのは嫌だったので付き合ってることは内緒にした。
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