優しさに包まれて
その声に一瞬戸惑う翔。

『私、課長が好きです。だから……帰らないで…。』

そう言って翔に抱きついた。

翔は由華を抱きしめキスをした。

手を繋いで由華の住んでいるマンションに入る二人。

由華は、部屋に入ると

『お水でいいですか?』

そう言って冷蔵庫からミネラルウォーターのボトルを出しグラスに注いで翔に渡した。

『ありがとう。』

翔は、ミネラルウォーターを一気に飲み干してしまった。

『課長。喉乾いてました?』

由華がミネラルウォーターを注ぎながら聞く。

『………………。』

翔は何も答えない。

心配になった由華は、翔の腕に触れて

『課長。大丈夫ですか?』

と翔の顔を見上げた。

すると翔は、顔を赤くしながら

『ごめん。ちょっと緊張してる。』

そう呟くように答えた。
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