血みどろミドロ
 俺は包丁を握っていた手で下の戸棚からゴミ袋を二枚取り出し、そのまま体の方向を変えるとバスルームの中へと向かった。

 片方のゴミ袋の口を開き、その中にミドロを放り込む。

 もう片方のゴミ袋も同じように口を開くと、俺はその中に手を通して改めて包丁を握り直した。

 これで完璧。

 これなら、万が一変な液体をぶち撒けられても、部屋の中に飛び散る事もなければ、体にかかる事もない。

 万全の準備を整えた俺は改めて決意を固めると、袋越しにうっすらと姿を見せるミドロに包丁の先端を向けた。

 ひと思いに死んでくれーー
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