私の決心
あぁ~、言っちゃったよ、私。

実は、昨晩自分では信じられないくらい興奮して、なかなか寝付けなかったのだ。

まるで遠足を明日に控えた小学生の頃のように。

「俺の事意識してくれたって事?」

部長の優しい声に、私は思わず部長の顔を見上げる。

その瞬間、額にキスが落ちた。

部長は何もなかったかのように、ドアの方にさりげなく顔を向けた。

「冷めないうちに食べよう。」

一言残し、部長は部屋を出て行った。

あまりにも自然過ぎて…、びっくりする間もなかった。

今キスされたよね、私。

どうしよう。

ドキドキしてすぐに部長の顔が見れないかも。

「橋本、冷めちゃうぞ。」
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