私の決心
一旦座ると、部長がそう言った。

二人で並んで、料理を取りに行く。

「いくら野菜料理中心でも偏って食べたらダメだぞ。」

そんな事を言いながら、部長はほとんどの料理を少しずつ取っていく。

それに見習いながら、私も嫌いな食材が入っていなければ、同じように取っていった。

部長は好き嫌いがないようだ。

その辺も健康のために、何でも食べるようにしているのかな。

そんな事を考えながら、席に戻った。

すると食べながら、部長は口を開く。

「そういえば、お前は何で会社に来たんだ?」

「あの案件の下調べをしようと思って…。」

正直に答えた私に、部長は眉をひそめた。

「お前は休みの日に、他にやることはないのか?」

苦笑する武田部長。
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