好きを百万回。


「いつものところでお昼食べてた?」

「うん、亜弥は社食?」

返事の代わりに亜弥がじっとわたしの顔を見て、やれやれといった感じでわたしの鼻をピンっと人差し指で弾いた。

「カレシに社内でサカんなって言うといて。カノジョの瞳はウルウル、顔も赤いって何してたか丸分かり」

「ーーーーーーーーー!」

両手で思わず口元を押さえる。亜弥がわたしの反応に苦笑した。

「もう、可愛くて仕方ないってのはわかるけど。わたしだって頭から丸かじりしちゃいたいって思うときあるし」


・・・・・・・・・・丸かじりって・・・・・。



金曜日、待ち合わせの7時になんとか間に合った。息を切らせてこの間のコーヒーショップにとびこんで折田さんの席まで行く。


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