好きを百万回。
「大丈夫ですよ?わたし結構強いので」
そう言ったところまでは覚えている。
その後の記憶がすっぽりと抜け落ちたのは幸せだったのか不幸せだったのか・・・・・。
あったかい・・・・・。
お母さん、お布団干しておいてくれたんかな。ふっかふかやし・・・・・。
頬に固くて温かいものが触れる。
なんやろ・・・・・眠くて目が開かなくて、モゾモゾと手の平で触って確かめようとするけれど、自分のベッドにこんな感触のものが思い当たらない。
「・・・・・こまり、くすぐったい」
・・・・・・・・・・くすぐったい?
「こまり、目が覚めた?」
頭の上から寝起きに聞くはずのない人の声。背中に冷たい汗が流れ、衝撃に目がぱちんと開いた。
目の前にはわたしの胸よりつるんとした硬い胸。