好きを百万回。
恐る恐る顔を上に向けた。
「まだ早いし、もう1回寝る?」
わたしの髪の毛に指を差し込み、後ろに流すように梳く。
「ーーーーーーーーー!?」
わたしの顔はきっと青くなったり赤くなったり、さぞかし面白いことになっているだろう。
なんでーー!?
昨夜の自分の記憶を掘り起こし、かき混ぜて今のこの状況を認識しようとするけれど、焦るばかりで上手くいかない。
「めっちゃ混乱してる?」
大好きな王子様が目の前で爆笑している。
「・・・・・野波さん」
わたしはもう涙目になっていて。
「ご、ごめん。もう可愛い過ぎて」
そう言った野波さんがわたしを胸の中に抱き込む。
タオル地のような感触。
バスローブ?
はだけたところから、さっきまで撫で回していた野波さんの裸の胸が見える。