好きを百万回。
はっとして首を下に向けて自分の姿を確認する。
自分もバスローブを着ていた。
不自由な体勢から視線をウロウロと迷わすと、厚手のカーテンが引かれた大きな窓。仄かにフロアライトで照らされている室内の様子から考えるとホテルの部屋みたいだ。
ホテル・・・・・・・・・・?
まさか・・・・・あのまま・・・・・?
「ここ・・・・・どこですか・・・・・?なんで野波さんが・・・・・?」
「Sホテルの部屋。寝落ちしたこまりを流石に京都までは連れて帰れなくて」
「寝落ち?」
「結弦の酒を一気飲みしたんやって?アレ京都の蔵元の酒やねんけどめっちゃキツイんだよ」
お水と間違えて飲んだところまでは覚えている。
「で、食事もしっかり食べて、キチンと2人に挨拶して、コテンと寝落ち」