好きを百万回。
息をするのが苦しいほど、強く胸に抱かれる。
「心の底から欲しいと思ったのはお前だけなんだよ!こまりのことが可愛くて、アメリカに行くことがわかっていても手に入れずにはいられなかったんだよ!」
抱かれる腕の力は弛まず、朔也さんのスーツに顔を埋めたまま声も出せない。
「連絡を無視するとか頼むからやめてくれーーーーーー!」
頬にあたる朔也さんのスーツが水分を吸ってどんどん湿っていく。
わかってる。
想像がつかないほど努力して、アメリカ行きを手に入れたこと。
でも
教えてもらえなかったことが辛くて、悲しくて、少し拗ねてしまっていたの。
「・・・・・まっ・・・・・待っててもいいの・・・・・?」
朔也さんの胸から少しだけ顔を上げて問いかける。