好きを百万回。
亜弥が誰かに聞かせるように大声で話す。
「今までの嫌がらせの証拠も全部取ってあるし、まだ続くならわたしが人事部に持ち込んだげるからね」
「亜弥・・・・・」
手早く着替えて、まだ怒りの収まらない亜弥と更衣室を出る。
「きっとね、嫌がらせしたヤツはアンタの反応を陰から見てたはずよ。一応あんだけ言っといたら明日からは止めるでしょ」
「ごめんね、亜弥」
「いいわよ。見つけ出したらわたしを敵に回したこと後悔させてやる。久々に燃えるわ」
自分で立ち向かわなければならないのに、亜弥に代役をさせてしまったことが申し訳ない。
強くならないと。
2年間、朔也さんを待ち続けるためにも誰にも何にも惑わされないように、強い自分でいないと。