好きを百万回。
折田さんと野波さんが顔を見合わせる。
次の瞬間、2人して大爆笑。
「き、木下さん、折田さんの折角のお誘いやし一緒に行こうよ。オレより可愛い女の子とご飯食べたいらしいから」
野波さんはなんだか愉快そうだ。
大口取引先会長と行内一独身優良物件・・・・ご飯なんて絶対喉を通る訳ない。
ありえない・・・・・・・・・・。
折田さんが呼んだハイヤーに乗せられて連れてこられたのは高級料亭。
和服姿の女将さんに出迎えられて、部屋へと案内される。
「会長さん、今日はえらい可愛いらしいお連れさん連れはって」
「ぼくの大事なカノジョや。美味しいもの食べさせたってや」
別にウチは貧乏ではないけれど、こんなところで食事をしたことはない。