真愛 【絶賛スランプ中】
いつもとは様子の違う洸哉に違和感を感じた私は、思わず声をかけた。
「洸哉?どうしたの?」
「俺さ、莉帆と出会えて幸せだ。お前以外、もう誰も愛せねぇ。短かったけど、ありがとうな。言葉では言い表せないくらい、幸せだった。ずっとずっと…愛してる…」
まるで最期の言葉のようにそう呟くと、洸哉は崩れ落ちた。
「ぇ…こう…や?」
何が起きたのかわからない。
ただわかるのは、一面に広がる血と、そこに横たわる洸哉の姿。
揺すっても揺すっても、目を覚まさない。
ねぇ、洸哉。
目を覚ましてよ…?
「洸哉!?洸哉ぁ!!!」
私を、置いて行かないで…――――
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」