もう一度、あいたい。






そう思った瞬間、次から次へと、涙が溢れてきた。





人が死ぬ、ということはよく分からない。




でも、もう清水に会えないことだけはなんとなく分かる。





もう二度と、清水に教科書見せろって言われない。くだらない喧嘩もしない。バカみたいなこと言って笑いあえない。







永遠に続くと思ってた日常は、本当は物凄く呆気なくて、脆かった。






< 16 / 27 >

この作品をシェア

pagetop