君はあたしの天然王子
「私でいいんですか…?」
えっ…これって…
「君じゃなきゃ嫌です…」
大きく頷くお兄ちゃん。
「…ありがとう…」
由陽さんは小さく微笑んで、お兄ちゃんが差し出した花束を受け取る。
「え…ゆ…由陽さん…本当に?」
「ええ。私もずっと貴方が好きだったんだもの」
お…お兄ちゃん…
「やったぁぁぁ!!」
「!?美奈!?」
あたしは思わず飛び足してしまった。
「何で居んだよ!来んなっつったろ!?」
お兄ちゃんが涙を流しながら怒鳴る。
それを宥める由陽さん。
「でも…いつから付き合ってたの?」
「え…まだ最近…」
最近!?
全然知らなかったや…