Only Our Memory
『弱いくせに強がってるだけだよ、あんなの。

そのくせ一人でバカみたいにずっと泣いてるんだ。』




前に駆琉が言ってた。




『そんなことないよ。私は、かっこいいと思うな。』




そう言ったら




『あんまそう言う事兄貴の前で言うなよ!』




って言われたっけ。




あの時はどうしてなのかよくわからなかったけど、

ヤキモチ、焼いてくれてたのかなぁなんて。



懐かしいな。





駆琉との思い出がすごく前のことのように感じる。



ずっと傍にいるって言ってくれたのに、


そんな約束は儚く散ってしまうの…?

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